(2021.6.19 行)
本当に書きたかった記事は「チャリで田代ダムに行ってみた」だったのですが前日前々日に降った大雨の影響で、なんと途中の山道が路面崩壊・・・
しばらくは通行不能(徒歩は可能らしい?)のようなので(執筆時現在も)とりあえず復活を待つのみとなってしまいました・・・
が、タダで帰るわけにはいかぬ!
大井川水系の上流側は日本一周等で攻略していましたが、下流側はまだ見たことがなかったので(というかダムカード配布していないので・・・)じゃあ見てみるか!つって行くことにしました。
どんなダムなんでしょうか、気になります!
1.境川ダム(静岡県)Sakaigawa
境川ダムの位置は下記地図の辺りです。
川根本町の街中より境川を少し遡上した場所にあります。
川根温泉も近いため、やはり温泉地にダムがあるという方程式はかなり信頼度の高いものと感じます。
境川ダム
中部電力管轄の水力発電目的のダムのようです。
梅雨前ですが、緑の深さが夏の訪れを感じさせられます。
型式・・・重力式コンクリート
目的・・・P
堤高・・・34.2m
堤長(幅)・・・83.8m
総貯水量・・・27千㎥
2.塩郷ダム(静岡県)Shiogou
塩郷ダムの位置はこの辺りです。
境川ダムから大井川へ出て、ちょっと下流に下ったところにあります。
塩郷ダム
中部電力管轄の水力発電用取水ダムのようです。
正確には、河川法的に堰堤の高さが15mに満たないため、ダムではなく堰扱いとなり、正式名称として塩郷堰堤となります。
水力発電用の取水ダムということで、ここから別場所にある水力発電用ダムに送水しているのですが、その先は後述のダムとなるのでここでは省略します。
型式・・・重力式コンクリート
目的・・・P
堤高・・・3.2m
堤長(幅)・・・146.0m
総貯水量・・・None
3.笹間川ダム(静岡県)Sasamagawa
笹間川ダムの位置はこの辺りです。
先ほどのダムからさらに下流に下り、大井川へ注ぐ笹間川を遡上する場所にあります。
町的には川根温泉の近くにあります。
笹間川ダム
中部電力管轄の水力発電用ダムのようです。
先ほどの塩郷ダムが送水している先がここです。
上位河川水系にあるダムは色々な仕組みで発電施設を動かしているので、実際どう取水、送水しているのか調べてみるといい勉強になりますね。
こうやって我々の水と電気を維持してるのか、と。
型式・・・重力式コンクリート
目的・・・P
堤高・・・46.4m
堤長(幅)・・・140.8m
総貯水量・・・71千㎥
4.総括
ちなみにですが、大井川水系のダムを扱うと切っても切り離せない問題が、「水返せ問題」。
現在もリニア問題ですったもんだしてますが、あの田代ダム然り、この水系は色々と歴史があるのであまり深く突っ込めないのが事実です。
私はただ単にダムという建設物を嗜む者として中立の視点で感想を述べていこう、そう思いました。
ダムは一長一短ありますので、一概に良い悪いは言えませんが、少なくともマジョリティに対しては有益なもの、とした存在であることを祈るだけです。
実はまだ大井川のダムは攻略しきれていないので、これからもまだ見ぬダムを探して旅していきます。
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