(2024.03.26 記)
トライアンフ大好きおじさんとしては、今年「Scrambler 400X」を発売したニュースが気になっています。
「中型免許でTriumphが乗れる!」という売り込みで新たな顧客層を取りに行こうとしてるように見えます。
カッコいいですしね!
気になるのは対抗馬ですが、実はスクランブラータイプとして販売しているのは以下の国外車だけなんですよね。
■Triumph: Scrambler 400X
■Ducati: スクランブラーSIXTY2
■Husqvarna: SVARTPILEN 401
ただし、Hondaから販売している「CB350」がスクランブラーカスタム可能ということもあり、一応比較に含めてみました。
こちらは350ccで排気量が落ちるため、パワーなどは比較になりませんが、車体の特徴は見れるかと思います。
過去に、気になったバイクの性能比較表を書いてはレビューを行っているので、気になる方は是非。
▼250ccアドベンチャーの比較表はこちらから▼
▼国産250ccオフロードバイクの比較表はこちら▼
1.スペック比較表
以下、各社400ccクラスのスクランブラーモデルバイクの比較表になります。
比較として、Triumph ストリートスクランブラー900(以下ストスクと略)の車体情報も載せてみました。

とりあえず、外車って情報少ないな・・・という中で、個人的な感想は以下。
2.Triumph Scrambler 400X

■車体重量: 案外重い(Ducatiとほぼ一緒)
■パワー: だいたい一緒
■トルク: トルクフル、900ccもそうだけどオフ性能に寄せてる?
■シート高: 900ccモデルよりも高いので、初心者は乗りやすいのだろうか?
特徴としては、900ccでは2気筒だったエンジンが、400ccだと単気筒になっている所が特徴かなと思います。
他社と比較すると、パワーに比べてトルク量があるし、タイヤ径がフロント19インチになっているので、900cc同様オフ性能に寄せているのかなと思います。
外車勢の中では壊れにくさはTOPだと思うので、その辺の安心感はありそうです。
唯一ダメ出しするなら、900ccの時に横出しだったのが、ダウンマフラーになっている点。
これがTriumph スクランブラーの唯一無二の特徴だったのですが・・・

やはり、「中型免許でTriumph に乗りたい!」という人向けなのかなと。
3.Ducati スクランブラーSIXTY2

■値段: Ducatiというブランドの中でもローコストで手に入る
■タイヤ: フロントタイヤ径が19ではなく18インチ
■シート高: 外車3社の中で一番低く、乗りやすい
壊れやすさ、Ducatiにおいてはこれに尽きるかなと・・・
ちょっとオフロードとか乗るの気が引けますよね。
4.Husqvarna SVARTPILEN401

■値段: Triumph と同等の価格のため、ローコストで手に入る
■車体重量: 軽いので、取り回しがよさそう
■パワー: 軽いうえにパワフルなので、軽快で楽しそう
■タイヤ: フロントタイヤ径が19ではなく17インチ
こちらも気になるのは、Ducatiと同様に故障率がどうなのか。
フォルムが特徴的なので、好き嫌いが分かれそうです。
また、シート的にも荷物がほとんど詰めなさそうですね。
フロントが19インチじゃなくて17インチなので、オフというよりモタードに近い感覚なのでしょうか。
いずれにせよ、「軽くてパワーがある」が特徴に見えるので、走らすのはとても楽しそう!
5.Honda CB350 S

■メーカー: 国産という安心と信頼感
■燃費: 燃費の良さ
■パワー: パワー不足?
国産車なので、故障と保守という点では安心と信頼感が圧倒的です。
外車と違ってガソリンがレギュラーですので、燃費も良く、他社の倍以上は航続距離が延びます。
値段も一番安いので、経済的に悩んだらこちらになりそうですね。
唯一、50cc落としたとはいえパワー不足が否めない点は、Hondaのネオクラシック系バイクの特徴と言えば特徴なのかな?(トコトコ走る系)
ただ唯一、カスタムでマフラーを横出しに出来るらしい・・・?
6.まとめ
総じて、横出しのマフラーでないのが個人的にガッカリかな。(Honda CB350 ならワンチャンス)
Triumph のスクランブラーと言えば「横出しマフラー」が唯一無二だったので、そこがないのがちょっと魅力に欠ける気がしました。
「安く外車に乗れる」だったらスヴァルトピレン401でもいい気がする・・・
ネオクラシックという点ではやはりTriumphという選択にはなるんだろうなという気はしますけどね。

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