(2023.10.07 編集)
最近、250ccクラスのアドベンチャーバイク、Vストローム250SX(SUZUKI)が注目されています。
筆者もちょっと欲しいなと思い、価格や性能が気になったので、無印Vストローム250と他社のライバル車について性能比較表を作ってみました。
(比較対象:Vストローム250、VERSYS-X 250TOURER、KTM 250ADVENTURE、CRF250 RALLY)
比較してみてですが、かなりコスパのいいオフ指向のアドベンチャーバイクになっているのではないでしょうか。
※性能値は各社メーカーサイトより引用しました(順不同)
1.スペック比較表
以下、各社250ccクラスのアドベンチャーと位置付けている現行車両のスペックをまとめた表です。
スペック表から見える特徴として、Vストローム250SXを視点に見ると・・・
①車両特徴はCRF250 RALLY寄り
燃費、タンク容量、シート高、車重が結構似ていますね、同じ単気筒ですし。
その点、Vストローム250と比べると、かなり異なる点は多いですね。
Vストローム250がロード寄り、Vストローム250SXがオフ寄りというのが明確にわかります。
②安い!!
圧倒的に安い!!
2.乗り心地
ディーラーで軽く跨ってきました。(エンジン空ぶかしも)
まずディーラーから注意として言われたのは、「オフロード走行は想定して作られてません。あくまでもフラットダートまでです。」と。
Youtubeでダート走行しているのは見ますが、あれもダート用にカスタマイズしているので、ノーマルだとそういうことらしいです。
これはトライアンフのストリートスクランブラー900を買った時も言われました。
さて、軽く乗った感じを簡単にまとめてみました。
①足つきが悪い
②トルクフル
③車重が軽い
<①足つきが悪い>
「身長173cm、体重73kg」の私では、両足は着きませんでした。
おしりをずらして片足立ちですかね。
オフ車だと、リアサスペンションが柔らかいので、シート高以上に実は両足が着きます。
ただし、このVストはリアサスペンションが硬いのでちょっと足つきが悪い感じですね。
<②トルクフル>
通常のVストは2気筒ですが、これは単気筒なので、その分のパワーを感じます。
また、後述するように車重が軽いので、実際に乗るとその分のパワーも感じると思います。
ただ、割と高回転でパワーが発生する点が注意ですかね。
余談ですが、フロントサスペンションを押し込むと、オフ車ほど長くないのか割と底突きします。
<③車重が軽い>
車重が軽いということは扱いやすいということです。
普段載っているNinja250Rが166kgで取り回しが楽なので、私にとってはそれと変わらない重量感だったのか、かなりしっくりと来ました。
ただし、軽い分風に煽られるということはありそうですね。
3.まとめ
比較してみて、総じてKTMのバランスの良さが伺えますが、オフ寄り性能のKTM、CRFと近しい性能をしているVストローム250SXは、コスパで考えるとかなり良さそうですよね。
車高やフロントホイールの径的に、慣れている人なら乗りやすい1機だと思いますが、初心者には乗り感のコツがわかるまでは難しそうという印象でした。
最後に一言で言うならば・・・「刺さる人には刺さる高コスパ・オフ指向アドベンチャー」マシンですね。
私は好きです!
ただ、ぶっちゃけると、単純な乗りやすさだけで言ったらノーマルのVストです。
余談ですが、ミドル(660cc)クラスのアドベンチャーバイクの比較も過去に行っていますので、興味があればこちらの記事も是非。
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