UbuntuOSのアップグレード手順(18.04→20.04)

コンピュータ関連
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2024.10.11 

Ubuntuは無償OSですが、Windows同様にサポート期限があります(以下表参照)。

現在18.04LTSを利用していますが、会社で利用しているため流石に上げないとマズいと思い、実際にアップグレードを試みた一連の内容をまとめた忘備録になります。

さくらVPS上でも選択できるOSのバージョンから、18.04が消えましたしね。

今回は20.04LTSへ上げる訳ですが、こちらも2025年4月には切れてしまうため、程なくして22.04LTSへアップグレードする予定です。

その際はまた記事にして残しておこうと思います。

ちなみに、コマンド1つ打つだけなので、アップグレード自体は簡単でした。

後はOS上に載っているソフト次第・・・ですかね。

 

 

0.実行環境

■実行環境

・さくらVPNメモリ:1GB、CPU:2コア、SSD:100GB)

LinuxOS:Ubuntu18.04LTS

Apache:2.4

MySQL:5.7

PHP:7.2

 

1.テスト環境構築

既に整備されている方はスキップしてください。

ぶっちゃけ、OSのアップグレードは簡単にできます。

問題は、そこに載ってるソフトウェアが現行通り正常に動作するのかどうか、です。

アップグレードしたら動かなくなっちゃった・・・ではマズいうえ、既に稼働中のサーバともなればすぐに原状復帰させる必要性があります。

ですので、まずはアップグレードして問題ないかを検証するテスト環境を構築する必要があります。

 

①仮想環境構築

まずは仮想環境を構築します。

当方はWindowsOSの載ったPCにて、さくらVPS上のUbuntuOSを管理しています。

そこで、Windowsに初期搭載しており、私が使い慣れているという理由で、仮想環境「Hyper-V」を選択しました。

Windows11であれば、検索窓に「Hyper-V」と入力すると、アプリケーションが出てくるはずです。

インストールされていなくても表示され、勝手にWindowsUpdateからインストーラが起動し、Hyper-Vマネージャがインストールされます。

趣旨からずれるので、Hyper-Vの操作説明は省きます。

もちろんVMWareでもOKです。

 

②バックアップ&リカバリ(クローン)環境構築

次に、仮想環境に実環境を載せるため、実環境の情報を抜き取る必要があります。

いくつか方法がありますが、今回は「ReaR」というフリーツールを利用し、ISOファイルにて抽出することにしました。

現行にてバックアップ&レストア(クローン)環境を、この「ReaR」を利用して構築しているのが理由です。

現行環境を抜き取り、先ほど作成した仮想環境に載せて(レストアさせて)あげることで、テストできる環境が構築できます。

趣旨からずれるので、ここでは詳細は省きます。

 

2.アップグレードコマンド実行

次のコマンドを淡々と打ち込み、アップグレードの前準備を行います。

Yes or No の選択肢は、全て「y」で回答してください。

sudo apt update
sudo apt install update-manager
sudo apt dist-upgrade

次のコマンドで、OSのアップグレードが実行されます。

sudo do-release-upgrade

途中、インストール済みソフトウェアに対し、アップデート情報があるとそいつも序にアップデートするかい?って度々聞いてきますので、環境に合わせて選択しを判断してください。

アップグレード中は全てアップデートせず、アップグレードテストが完了してから、各々のソフトウェアのアップデートを行う方が問題が少ないと思います。

アップグレードが完了すると、再起動が問われます。

再起動後、次のコマンドを実行し、OSがアップグレードされていれば完了です。

more /etc/os-release

ちなみに、何のエラーもなくアップグレードできました。

(そんなに変なソフトウェアを導入してないからだろう・・・)

 

3.最後に

エラー等が発生せず、すんなり通ったので、ある意味参考にならない記事になってしまったかと思いますが、変にソフトウェアのアップデートを行う選択肢を選ばなければすんなり行くのかと思います。

次は、20.04LTSへのチャレンジですね。

 

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