(2023.5.20 行)
SSTR2023に参戦してきましたので、その走行レポートを記していきます。
今回で我々も6回目の参加、今回は原点回帰ということで初回参加時の出発地からスタートし、同じルールの「下道縛り」ルールで挑みました。
初回参加時は、旧安房峠(長野県・岐阜県県境)が冬季通行止めとつゆ知らず、結局有料道路の安房トンネルを使用してしまったので企画失敗に終わりました。
今回はそのリベンジということで、安房峠を回避するルートを組み、挑戦しました。
動画鋭意制作中です。
▼2022年出走レポートはこちらから▼
0.はじめに
①SSTRとは
SSTRは、SunriseSunsetTouringRullyの略で、冒険家の風間深志氏が企画したイベントとなっています。
要は、日の出から日の入りまでツーリングしながらラリーするイベントってことです。
とりあえずSSTRの公式ページを一通り読み通すのが理解が深まります。
が、ルールの要点だけ列記すると・・・
①日の出と共に、日本海の対岸をスタート(主に太平洋沿岸部)
②日の入りまで、下記条件をクリアしたうえで、石川県にある千里浜なぎさドライブフェイへ到着する
③条件1:各地に設定してあるポイントに立ち寄り、15ポイント以上ポイントを貯める(例年は10ポイントだったが今回5ポイント増えた)(基本は「道の駅」と「SA/PA」で、開催年によって特殊ポイントがあったりする)
④条件2:各都道府県に1ヵ所ずつ設定してある、「指定道の駅」を必ず1ヵ所以上立ち寄る
②追加ルール
前回2022年時の10周年特別ルールが、常設の追加ルールとして実装されました。
難易度が設定されており、以下の通りです。
★☆☆:道の駅20ヵ所以上立ち寄り
★★☆:指定道の駅5ヵ所以上立ち寄り
★★★:石川県内の道の駅26ヵ所制覇
★★★:びっくりボーナスポイント5ヵ所以上立ち寄り
★3難易度は2つありますが、この「びっくりポイント」は当日0時まで知らされないということもあり、運要素が絡むのでこれが一番キツイかなと思います。
1.走行ルートとレポート
⓪走行ルート
まず、最低15ポイントがゴール条件なので、指定道の駅含め7カ所の道の駅を通ればよいわけです。
なるべく効率重視し、道の駅の間隔が均等になるように策定しました。
これであれば1時間毎に休憩が取れるベストルートかなと。
以下は上図の算出にあたった前提条件になります。
・給油は200Km走行ぐらい毎(チーム内の最低航続距離が約200Km)
・各チェックポイントで10分休憩
・移動時間の計算時に、15分ごとに繰り上げ(35分→45分として計算)
・移動時間は全て法定速度順守
初回参加時もそうでしたが、実はクリアすること自体は余裕なわけです。(余計な事をしなければ)
ただ、石川県へ行くルートが限られてきますので、途中大きな事故や工事等による通行止めを食らうと詰む場合があり、その辺のアドリブ力が試される事があります。(フラグ)
今回我々は3人チームで出走しましたので、一応その車種も紹介を。
・Triumph StreetScrambler900
・YAMAHA MT-09
・Kawasaki Z750r
①スタート(田子の浦港@静岡県)
初回参加時(2017年)リスペクトで「田子の浦港」を選択しました。
ちょうど「はじまりの鐘」なるものがあったので、スタートにちょうどいいなと思い、日の出にこの鐘を鳴らしてスタートすることとしました。
3:30、まずはチームメンバーと合流後朝飯(晩飯?)で活力を入れます。↓
ちょうどインカムのセナスパイダーを購入したてだったので、メシ食いながらメッシュ通信の設定あれこれやってたら時間が・・・
ただ、これめっちゃ使いやすかったので一応オススメしておきます。
②指定道の駅しもべ@山梨県
4:47、定刻より少々遅れましたが、SSTR2023スタートです。↓
当日は静岡県が小雨日和、富士山見えず・・・↓
山梨県・静岡県県境付近の朝霧高原は霧雨+気温13℃で体感温度が寒い・・・↓
国道300の本栖みちから見える雲海が素晴らしい!↓
6:14、指定道の駅しもべ、到着!↓
③道の駅はくしゅう@山梨県
道の駅はくしゅう付近は道の駅激戦区になっており、ポイントゲッターエリアになっています。
が、我々は無駄な寄り道はしないストロングスタイルで「道の駅はくしゅう」1点張りで向かいます。
本栖みちからのショートカットで県道に入ったら猿と遭遇。↓
国道52を避けて広域農道をショートカット。
奥には南アルプスが見え、天候も徐々に回復しており上々の立ち上がり。↓
7:32、道の駅はくしゅう到着!天気も回復!!↓
④道の駅小坂田公園@長野県
長野県に突入!↓
うまく動画が撮れてなかったですが、8:53、道の駅小坂田公園に到着!
⑤道の駅三岳@長野県
諏訪から伊那の方へ国道19を南下していきます。
国道19も路線上に道の駅が多くありますが、ここも目的の道の駅には寄らないストロングスタイルで行きます。
途中、王滝・御嶽山方面へ曲がり、県道20方面へ向かいます。↓
10:25、道の駅三岳到着!日も出てきて若干暑い・・・↓
⑥道の駅飛騨たかね工房@岐阜県
そのまま県道20を御嶽山方面へ走らせて行きますが、思った以上の快走路でテンション上がりました。↓
おそらく先に見えるのが上高地、一回行ってみたいですね~↓
国道361へ乗り換え、岐阜県へ突入!↓
この日のトンネル内がクッソ寒くて脳が壊れたためか、何故か途中で見えた高根第一ダムに手を振る奇行を始めるUP主。↓
11:41、道の駅飛騨たかね工房到着!SSTRライダーが集ってる!!↓
⑦道の駅アルプ飛騨古川@岐阜県
高山市内を抜け、国道472沿いにある次の道の駅を目指します。
市内を抜けるだけなので、特段何もなく・・・13:03、道の駅アルプ飛騨古川に到着!↓
この辺は盆地ゆえの嫌な熱風で暑いですね、毎度苦戦させられるポイントです・・・
⑧道の駅細入@富山県
この時期は冬季通行止めのため、ここから富山県に抜けるルートは、神通川沿いの国道41に抜けるルートしかありません。
ので、ここで国道41が事故などで止まるとロスが大きくなることもあり、交通情報を気にしていくポイントにもなります。
今回我々は、国道471,360と宮川沿いを走るルートで国道41を目指しました。↓
するとあろうことか、国道41と国道471との分岐付近で目の前で事故が発生、一時全面通行止めに・・・(フラグ回収)↓
そこで急遽ルートを変更し、国道471を、その西側を走る県道483で迂回し、国道360へのリカバリを行いました。↓
が、その道が思いのほかいい道でニンマリ、やはりバイクは県道に限る↓
迂回成功!まだ通行止め中か、国道471方面から全然車が来ません。↓
と思った矢先、「そうはならんやろ、いやなっとるやろがい」テンプレ事案発生。どうしてこうなった・・・↓
それはそうと、国道360もいい道でホッコリ。やはり国道は後半番数に限る。↓
さっきまで青空だったのに、富山県境付近で急にガスる・・・寒い・・・↓
14:21、道の駅細入到着!これで15Pointなので、後はゴールするのみ!!↓
⑨ゴール(千里浜なぎさドライブウェイ@石川県)
あとはゴール地点、千里浜なぎさドライブウェイへ向かうのみ!
富山県の市内を横断する形なので、ここが意外とペースダウンするポイント。
通例だと県道72、75と抜けるルートが込まないとされており、今回は夕方前だったのでスイスイ抜けられたのがポイント高いです。
そうこうしているうちに羽咋の看板が見えて、さらに天候も回復!↓
石川県突入!ゴールが近づくと疲労が一気に吹き飛びます。↓
千里浜なぎさドライブウェイ今浜口!続々とSSTRライダーが終結していますね。↓
そして千里浜なぎさドライブウェイ、この光景は何度見てみいいですね。↓
16:33、ゴール!!
※ゴールゲート付近は大渋滞を起こすので、先にゴール登録を済ませてからゴールゲートに向かうことを強く勧めます
この後全力でゴール受付し、そそくさと金沢市へ向かいました。
このためにSSTRやってると言っても過言ではない。うんめうんめ。
2.予実まとめ
予想と結果を以下の表にまとめてみました。
途中通行止めアクシデントはありましたが、ほぼオンスケで終了、優秀!
最後に
今回は日の入の混雑を避けるため、あえて夕日を見ずにゴールだけして退却しました。
(早く金沢市に行ってしゅわしゅわを飲みたかったのが真意)
今回は大型バイクで参加しましたが、適正ルートの発見ができたので、次回は排気量を落として原付でチャレンジしてみたいと思います。
どのくらい疲労度が変わるんだろう・・・
それではまた来年も千里浜で会いましょう!!
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