(2022.5.4 行)
GW、マンボウも解除されダムカード配布も徐々に再開されてきましたので、久々にダム巡り遠征を刊行しました。
の第7回目の記事になります。
3日かけ、主に淀川水系(淀川、名張川、木津川)、紀の川水系(紀の川、吉野川)、新宮川水系(新宮川、十津川、北山川)をメインに、周囲にあるダムを調査してきましたので、その内容を綴っていきます。
今回は、新宮川水系流域をメインに紹介していきます。
▼前回⑥▼
ダムカード配布場所情報について、変更になる場合がありますので、
実際に訪問の際は国交省のページ、または各ダム管理所の
ホームページよりご確認ください。
1.小森ダム(三重県)Komori
和歌山県との県境に在りますが、住所は三重県熊野市紀和町になります。
なんなら奈良県にも近くほぼ三県境に位置する秘境です。
ルートとしては、前記事のラスト二津野ダムから熊野川1沿いに国道168を下り、一旦和歌山県へ入ります。
そのまま川沿いに国道311・168重複区間へ。
途中、熊野川と北山川と合流する地点があり、北山川を遡上する方面の国道169・311重複区間へ向かいます。
ちなみにこの橋の影に北山川があり、これを県境として向こうが三重県となります。
北山川を遡上していくと、国道169と国道311が分岐するので、国道169方面へ向かいます。
実はここは奈良県の十津川村で、この辺りが奈良県・三重県・和歌山県の三県境付近になります。
トンネルが多いですが、秘境感はかなり感じられるかと。
そのまま国道を進むと再び和歌山県へ・・・小森ダムへはもうすぐです。
以下、ダムについてです。
小森ダムへは近づくのが難しく、途中路上からちらりと見える程度です。
ちなみにこの辺で路駐して撮りました、バイクなら成せるウルトラC。
この後、この国道沿いにある道の駅おくとろ併設の「北山村観光センター」でダムカードをゲットしました。
ちなみに、この先にある七色ダムのダムカードも一緒にもらえます。
<小森ダムの情報>
型式:重力式コンクリート
目的:P
管轄:J-Power
堤高:34m
堤長(幅):154m
総貯水量:9,700千㎥
ダムカード:あり(平日休日:道の駅おくとろ併設の「北山村観光センター」)ダムから約2Km
2.七色ダム(三重県)Nanairo
住所は三重県熊野市神川町になり、先ほどの小森ダムの上流に位置します。
ここも先ほど同様、北山川を境に和歌山県と三重県の県境となっています。
また、堰堤上が国道になっているダムの1つですが、道幅が狭いので対向車に注意が必要です。
以下、ダムについてです。
写真からはわかりづらいですが、一応重量式のアーチダムとなっています。
(4年前も訪れましたが、アーチだということに気づいていなかった。。。)
ダムカードは小森ダムと同様です。
<七色ダムの情報>
型式:重力式アーチダム
目的:P
管轄:J-Power
堤高:61m
堤長(幅):200.8m
総貯水量:61,300千㎥
ダムカード:あり(平日休日:道の駅おくとろ併設の「北山村観光センター」)ダムから約5.5Km
3.池原ダム(奈良県)Ikehara
住所は奈良県吉野郡下北山村になり、先ほどの七色ダムの上流に位置します。
七色ダムからはそのまま国道169を北山川沿いに遡上するのが分かり易いです。
が、今回は不動トンネルを使ってショートカットしてみました。
紀伊山地どまんなかに位置するので、かなり秘境感を感じながら走ることができると思います。
実は国道169は奈良県吉野町まで通り抜けられるので、行楽シーズンは割と車通りが多いので走行に注意が必要です。(特にバイク)
以下、ダムについてです。
ダム正面を見たい方は、このスポーツ公園に行くといいと思います。
(当日、熱中症か何かで救急車が来ていて立ち入れられなかった。。。)
実はこちらは本体ではなく鞍部ダム2。
本体の洪水吐は逆側にあります。
ダムカードは、池原ダム近隣の「きなり館」(下北山スポーツ公園内総合管理事務所)売店にて貰いました。
<池原ダムの情報>
型式:アーチ
目的:P
管轄:J-Power
堤高:111m
堤長(幅):460m
総貯水量:338,373千㎥
ダムカード:あり(火曜以外・「きなり館」(下北山スポーツ公園内総合管理事務所)売店)
4.坂本ダム(奈良県)Sakamoto
住所は奈良県吉野郡下北山村で、先ほどの池原ダムの上流に位置します。
こちらは先ほどのダムから、国道425を三重県方面に走って行きました。
国道400番台は酷道とも呼ばれることもあるため、走行に注意が必要です。
ひたすらダム湖沿いを走るので、ここも秘境感あって楽しい道です。
また、豪雨で度々土砂崩れを起こして通行止めになるため、タイミングが合わないと行けないダムの1つでもあります。
(現に日本一周していた2018年は西日本豪の影響で、通行不可でした。)
以下、ダムについて。
巨大なアーチダムですね、カメラの画角に納めるのが大変で、指が映り込んじゃいました・・・
日本一周時には通行止めでここまで来れませんでしたので、リベンジができて良かったです。
実は堤体を挟んで国道の反対側に、林道サンギリ線という道があり、国道169(池原ダムのもう一方のダム湖の上流地点)と繋がっているんですね。
今回はダム巡りが目的で通りませんが、Googleのストリートビューを見る限り舗装されているようなので、どこかで挑戦したいなと思います。
ダムカードは、国道をそのまま三重県へ走っていった先にある「三重県立熊野古道センター」の受付で貰いました。
ここでは、次項で紹介するクチスボダムのダムカードも貰えます。
<坂本ダムの情報>
型式:アーチ
目的:P
管轄:J-Power
堤高:103m
堤長(幅):256.3m
総貯水量:87,000千㎥
ダムカード:あり(三重県立熊野古道センター受付 )
※年末年始及びメンテナンス日が休館日
5.クチスボダム(三重県)Kuchisubo
住所は三重県尾鷲市で、先ほどの坂本ダムのから国道425をそのまま三重県へ進んで行きます。
途中、不動滝という景勝地があるみたいです。
クチスボダムまでは地図上そこまで距離がないように見えますが、道の狭さとカーブの連続で思ったより時間がかかりました。
以下、ダムについて。
北海道には多いですが、本州でカタカナの名前が珍しいですよね。
近くにクチスボ谷という地名があるので、そこから来ているのかなと。
ダムカードは坂本ダムと同様、三重県立熊野古道センターで貰いました。
尾鷲市についた時点で夕方でしたので、この日は尾鷲市で宿をとりました。
坂本ダム、クチスボダムに行けたのが個人的に大きかったので、この日は飲み屋で優勝しました。
<クチスボダムの情報>
型式:重力式コンクリート・フィル複合
目的:P
管轄:J-Power
堤高:35m
堤長(幅):98m
総貯水量:1,960千㎥
ダムカード:あり(三重県立熊野古道センター受付 )
※年末年始及びメンテナンス日が休館日
最後に
今回は新宮川水系北山川に配置されているダムをメインに回りました。
こちらも十津川と負けず劣らず秘境感があっていいですね~。
また、紀伊半島の道はよく土砂崩れなどで通れないのと、細かい道(酷道剣道)が多くあるので、まだまだ探索が足りない地域です。
いやー、紀伊半島は沼だな。
以上、今年は晴れた日はどんどんまだ見ぬダムへ訪問したいと思います。
それでは良きダムライフを。
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